
モリサワが総合モビリティカンパニー Hondaのコーポレートフォント「Honda Global Font」ファミリーを開発
モリサワは、本田技研工業のコーポレートフォント「Honda Global Font」ファミリーを開発したことを2025年8月20日に発表した。

Hondaは、幅広いモビリティやサービスを世界中のユーザーに届けている総合モビリティカンパニーとなる。
100年に1度ともいわれる大きな変革期を迎えているなか、2001年に策定されたグローバルブランドスローガン「The Power of Dreams」を2023年に再定義し、改めて「Hondaのブランドマネジメントの起点」と位置付けた。
夢のある商品・サービスをはじめとしたあらゆる企業活動を通して、この再定義に込めた想いを体現していくことで、よりHondaらしさを際立たせ、存在を期待される企業であり続けることを目指している。
そして、このグローバルブランドスローガンを起点としたブランディングの一環としてコーポレートフォントの策定が検討され、多数のオリジナルフォント開発実績があるモリサワが、「Honda Global Font」ファミリーを開発・提供した。
「Honda Global Font」ファミリーの活用によって、Hondaブランドの発信の一貫性を高めるとともに、社内ブランディング意識の向上などが期待されている。

今回開発した「Honda Global Font」ファミリーは、欧文フォントの「Honda Global Font EN」と和文フォントの「Honda Global Font JP」、そして長体幅にしたUIフォントです。Hondaのブランドデザインを手掛けるブランド・コミュニケーションセンターのチームと、モリサワのプロジェクトメンバーが、両社の垣根を越えてアイデアを交わし合い、開発が進められた。

本フォントはHondaの人中心思想に基づいて、モビリティに求められる瞬間認知等の機能性を前提に、一人ひとりの強い意思を想起させるフォントとしてデザインされた。
欧文フォントのHonda Global Font ENは、モリサワの「Clarimo UD PE」をベースにカスタマイズしたサンセリフ体となる。
大きめの字面やオープンな開口部の処理によって、走行中での文字の瞬間的な認知のしやすさに配慮している。
また、安定感のある凛とした骨格と、勢いのある筆の運び、末端まで意識が通った丁寧な所作によって先進的かつこだわりを感じるモダンでクラフテッドな印象を作り出している。
そして和文フォントのHonda Global Font JPは、モリサワの「あおとゴシック」をベースとしながら、有限会社字游工房の書体設計士である鳥海修氏が監修に携わり開発したゴシック体となる。
欧文と同じく視認性などの機能面に配慮しながらも、かなの横画に右上がりの傾斜を持たせることで、和文ならではの自然なリズムを表現している。
ストロークの抑揚と骨格には筆のニュアンスを取り入れて、一文字ずつに豊かな表情と引き締まった印象を持たせたフォントとしている。
完成した「Honda Global Font」ファミリーは現在、社内文書をはじめ名刺、封筒といったビジネスツールなどHonda社内におけるコミュニケーション領域で活用されている。
今後は、さまざまなブランドコミュニケーションを通じて、対外発信でも標準フォントとして使用されるほか、製品のディスプレイやメーター、カタログなどにも順次搭載・使用され、運用が段階的に拡大する予定となる。

※画像はイメージ。
実際のデザイン・内容とは異なる。
モリサワについて
株式会社モリサワは、「文字を通じて社会に貢献する」を社是に研究・開発を続けているフォントメーカー。Windows 10以降に搭載されているBIZ UDフォントやUDデジタル教科書体など、より多くの人にとって読みやすく設計されたUDフォントなどを開発している。2,000書体以上が使えるフォントサブスクリプションサービスMorisawa FontsやUDフォント60書体が使えるMORISAWA BIZ+のほか、機器やアプリケーションへの組込みフォントやWebフォントなど、利用環境に合わせたさまざまなフォントサービスを提供している。
またコーポレートフォントや製品サービス向けの専用フォントなど包括的な利用の提案も行っている。
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