文字塾展
文字塾は、ヒラギノ書体、游書体ライブラリーなど100書体以上の制作に携わり、字游工房代表取締役を務める鳥海修氏が主催する1年を通して、自分がデザインした明朝体のひらがな、カタカナをフォント化して成果を展示会で発表する塾。
第6期文字塾展「すきこそもじの上手なれ」
2018年06月03日(日)~6月09日(土)に文字塾第6期生11名の展示される。展示会タイトルは「すきこそもじの上手なれ」。
▼第6期文字塾展「すきこそもじの上手なれ」展示会場所
人形町ヴィジョンズ
▼第6期文字塾展「すきこそもじの上手なれ」参加者
Acra Koh(アクラ コウ)/淺岡真世/上杉望/木内陽/坂野徹/新海真司/隅芙蘭都/遠矢良彦/松葉菜摘/吉田大成/綿引麻子(五十音順、計11名)
▼第6期文字塾展「すきこそもじの上手なれ」展示日程
2018年6月3日(日)~6月9日(土)
12:00~19:00(6月9日のみ14:00まで)
第五期文字塾展 みんな極めたかんじもね
2017年6月4日から10日まで人形町ヴィジョンズで開催されている書体展示会「第五期文字塾展 みんな極めたかんじもね」。
「第五期文字塾展 みんな極めたかんじもね」は、著書「文字を作る仕事」が第65回日本エッセイスト・クラブ賞を受賞するなど話題の書体設計士・鳥海修氏が主宰する文字塾第五期生13名による「かな書体」の展示会。
文字塾では1年間を費やし、自分自身の平仮名と片仮名をデザインし、フォント化。その成果をこの展示会で発表するというスタイルの塾になっている。
▼塾生
相川ひかる/淺岡真世/池田平多/小澤祥/木内陽/木村昌司/髙橋謙吾/土井遼太/舟瀬純子/松葉菜摘/山口萌子/山嵜重則/吉田大成(五十音順計13名)
あしらい明朝 土井遼太氏
モノタイプ社の和文書体「たづがね角ゴシック」のデザインを手掛けた書体デザイナー土井遼太氏は2年連続で塾に参加している。今後、あしらい明朝が「たづがね明朝体」とどう繋がっていくのかも楽しみ。
あめざき 浅岡真世氏
レスラー明朝 相川ひかる氏
コンセプトが面白い。特に「や」の文字からプロレスラーを感じる。
いてなぎ 山口萌子氏
たいらの 木村昌司氏
朝露 小澤祥氏
朝日新聞社フォントデザイナー小澤祥氏は3年連続の受講となる。
みなも 高橋謙吾氏
いろみん 山嵜重則氏
はくれい 吉田大成氏
さみだれ 木内陽氏
かがよい明朝 松葉菜摘氏
松葉菜摘氏も2年連続での受講。3年目も受講予定らしい。
レタリング 池田平多氏
池田平多氏も2年連続の受講。昨年の作品スーボのような変体仮名「ヘータ」インパクトもすごい。
▼ヘータ
前年に行われた第四期文字塾 14人のかな書体「こんなにたのしくていいのかな」では、塾生・松村潤子氏の作品「しまなみ」がモリサワが開催した2016年タイプデザインコンペティションにおいて、モリサワ賞和文金賞とモリサワからの製品化を前提とした明石賞を受賞している。
松村氏は、第四期文字塾で、初めて書体デザインに取り組み、現在は製品化へ向け、モリサワ文研株式会社と追加分となる漢字などの制作を進めている。
▼しまなみ
▼しまなみがモリサワパスポートに収録されるのは2018年あたりだろうか。
ちなみに展示は10日(土)が最終日で14時まで。15時から先着50名による参加費2,000円の塾長と塾生が出演するトークイベント「塾生と語ろう!120分」が開催した。
文字塾展 第四期 14人のかな書体
▼「文字塾展 第四期 14人のかな書体」展示作家
池田 平多/石川 とも子/遠藤 隼斗/小澤 祥/狩野 宏樹/木村 昌司/田中 裕梨/土井 遼太/遠矢 良彦/長谷川 文香/平井 玲子/舟瀬 純子/松村 潤子/水野 博之
▼「文字塾展 第四期 14人のかな書体」展示会期場所
人形町ヴィジョンズ
▼「文字塾展 第四期 14人のかな書体」展示会期日程
2016年06月05日(日)~6月11日(土)
12:00~19:00
▼鳥海修氏参考出品仮名
あしらい明朝(2016年) 土井遼太氏
温故がな 狩野宏樹氏
こくたん 遠矢良彦氏
おうじさま 長谷川文香氏
たいらの 木村昌司氏
しまなみ 松村潤子氏
つらなり 遠藤隼斗氏
ばいこう 小澤祥氏
ヘータ 池田平多氏
よこなり 石川とも子氏
れいめい 舟瀬純子氏
れん 田中裕梨氏
風鈴 平井玲子氏
「文字塾」関連記事
文字塾の関連記事は下記に記載。
▼鳥海修氏関連記事
▼たづがね角ゴシック関連記事
鳥海修氏の著書「文字を作る仕事」Amazonでの購入はこちら
本や新聞、PCやモバイルなどで毎日、目にする文字。当たり前のように存在しているが、じつは読みやすさや美しさを追求するデザイナーの手によって生み出されている。
フォント制作会社「字游工房」の代表にして、書体設計士の著者は、どのように文字作りの道を目指し、歩んできたのか? これまでに制作した文字。その文字に込めた思想。理想の文字。影響を受けた人たちとの交流……。
「水のような、空気のような」書体を目指して活動してきた37年間を振り返り、これからの文字作りにつなぐ思いをつづる。
鳥海修氏の著書「文字を作る仕事」楽天市場での購入はこちら
文字を作る仕事 [ 鳥海修 ]
|
「文字をつくる―9人の書体デザイナー」Amazonでの購入はこちら
9人の書体デザイナーに聞く文字への思い、書体のつくりかた、組み見本。身のまわりにある書体誕生の背景がわかる一冊。
「文字をつくる―9人の書体デザイナー」楽天市場での購入はこちら
文字をつくる9人の書体デザイナー [ 雪朱里 ]
|