mojiru【もじをもじる】

「mojiru」はこのブログ名。「もじる」は著名な言い回しに似せて表現すること。ブログでは、本・映画・グルメなどのヒット商品や気になったトレンドを文字をもじったりもじらなかったしながら、フォントを使ったり使わなかったりしながら取り上げていく。更新頻度は1日1回が基本です。[もじる使用例]1.吾輩は下戸である。お酒は飲めない。2.太閤がまずしかったから。3.棋士の一二三に惨敗。

「文字を作る仕事」が日本エッセイスト・クラブ賞を受賞

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文字を作る仕事

第65回日本エッセイスト・クラブ賞

第65回日本エッセイスト・クラブ賞は5月31日、ヒラギノシリーズの書体設計で知られる書体設計士・鳥海修氏の「文字を作る仕事」(晶文社)と、弁護士の原田國男さんの「裁判の非情と人情」(岩波書店)に決まった。贈呈式は6月26日に東京・内幸町の日本記者クラブで行われる。

日本エッセイスト・クラブは昭和26年設立した65年の歴史があるエッセイスト親睦団体で日本エッセイスト・クラブ賞は昭和27年に設立した。

 

第65回日本エッセイスト・クラブ賞受賞「文字を作る仕事」 

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文字を作る仕事

文字を作る仕事

 

本や新聞、PCやモバイルなどで毎日、目にする文字。当たり前のように存在しているが、じつは読みやすさや美しさを追求するデザイナーの手によって生み出されている。
フォント制作会社「字游工房」の代表にして、書体設計士の著者は、どのように文字作りの道を目指し、歩んできたのか? これまでに制作した文字。その文字に込めた思想。理想の文字。影響を受けた人たちとの交流……。
「水のような、空気のような」書体を目指して活動してきた37年間を振り返り、これからの文字作りにつなぐ思いをつづる。
鳥海修Profile●1955年山形県生まれ。多摩美術大学卒業。書体設計士。79年株式会社写研入社。89年に有限会社字游工房を鈴木勉、片田啓一の3名で設立。現在、同社代表取締役。大日本スクリーン製造株式会社のヒラギノシリーズ、こぶりなゴシックなどを委託制作。一方で自社ブランドとして游書体ライブラリーの游明朝体、游ゴシック体など、ベーシック書体を中心に100書体以上の書体開発に携わる。2002年に第一回佐藤敬之輔顕彰、ヒラギノシリーズで05年にグッドデザイン賞、08年に東京TDCタイプデザイン賞を受賞。京都精華大学特任教授。 

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▼鳥海修
1955年山形県生まれ。多摩美術大学卒業。書体設計士。79年株式会社写研入社。89年に有限会社字游工房を鈴木勉、片田啓一の3名で設立。現在同社代表取締役。大日本スクリーン製造株式会社のヒラギノシリーズ、こぶりなゴシックなどを委託制作。一方で自社ブランドとして游書体ライブラリーの游明朝体、游ゴシック体など、ベーシック書体を中心に100書体以上の書体開発に携わる。2002年に第一回佐藤敬之輔顕彰、ヒラギノシリーズで05年にグッドデザイン賞、08年に東京TDCタイプデザイン賞を受賞。京都精華大学特任教授。

▼関連記事:ヒラギノシリーズの開発で知られる書体設計士鳥海修氏のエッセイ「文字を作る仕事」

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第65回日本エッセイスト・クラブ賞受賞「裁判の非情と人情」

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裁判の非情と人情 (岩波新書)
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裁かれるのも「人」なら、裁くのも「人」のはず。しかし、私たちにとって裁判と裁判官はいまだ遠い存在である。有罪率99%といわれる日本の刑事裁判において、20件以上の無罪判決を言い渡した元東京高裁判事が思わず笑ってしまう法廷での一コマをまじえながら裁判員制度や冤罪、死刑などを巡り、裁判官の知られざる仕事と胸のうちを綴ったエッセイ。

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▼原田國男
1945年鎌倉市生まれ。1967年東京大学法学部卒業。博士(法学、慶應義塾大学)。1969年に裁判官任官ののち、長年にわたり刑事裁判に携わり、2010年に東京高等裁判所部総括判事を定年退官。現在、慶應義塾大学大学院法務研究科客員教授、弁護士(第一東京弁護士会所属)

 

ちなみに第64回日本エッセイスト・クラブ賞は阿部菜穂子さんの「チェリー・イングラム 日本の桜を救ったイギリス人」(岩波書店)と温又柔さんの「台湾生まれ 日本語育ち」(白水社)、原彬久さんの「戦後政治の証言者たち-オーラル・ヒストリーを往く」(岩波書店)の3作。

 

▼チェリー・イングラム 日本の桜を救ったイギリス人

チェリー・イングラム――日本の桜を救ったイギリス人

チェリー・イングラム――日本の桜を救ったイギリス人

 

大英帝国の末期に生きた園芸家が遠路訪れた日本で目にしたのは、明治以後の急速な近代化と画一的な「染井吉野」の席巻で、多種多様な桜が消えようとする姿だった。「日本の大切な桜が危ない!」意を決した彼はある行動に出た―。日本の桜の恩人であり、今につながる「桜ブーム」をイギリスに起こしたその稀有な生涯を描く。

阿部菜穂子
ジャーナリスト。1981年、国際基督教大学卒業。毎日新聞社記者を経て、2001年8月からイギリス・ロンドン在住。「ルーシーとラッパズイセン」が2011年文春ベストエッセイの一編に選ばれている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたもの)

 

▼台湾生まれ 日本語育ち 

台湾生まれ 日本語育ち

台湾生まれ 日本語育ち

 

 3歳から東京に住む台湾人作家が、台湾語・中国語・日本語、三つの母語の狭間で揺れ、惑いながら、自身のルーツを探った4年の歩み。(「BOOK」データベースより)

温又柔
作家。1980年、台湾・台北市生まれ。3歳の時に家族と東京に引っ越し、台湾語混じりの中国語を話す両親のもとで育つ。2006年、法政大学大学院・国際文化専攻修士課程修了。2009年、「好去好来歌」ですばる文学賞佳作を受賞。2011年、『来福の家』(集英社)を刊行。同年9月から白水社のHPで「失われた"母国語"を求めて」の連載をスタート。(2015年5月まで)
2013年、音楽家・小島ケイタニーラブと共に朗読と演奏によるコラボレーション活動〈言葉と音の往復書簡〉を開始。同年、ドキュメンタリー映画『異境の中の故郷――リービ英雄52年ぶりの台中再訪』(大川景子監督)に出演。

 

▼戦後政治の証言者たち-オーラル・ヒストリーを往く 

戦後政治の証言者たち――オーラル・ヒストリーを往く

戦後政治の証言者たち――オーラル・ヒストリーを往く

 

政治学の研究にオーラル・ヒストリーの手法を初めて導入した著者が、所蔵する膨大なインタビュー資料をもとに、日本政治の相貌を描く。岸信介はじめ、藤山愛一郎、福田赳夫といった政権中枢にいた者たち、あるいは岸の側近や政敵たちの証言を再現させて、「安保改定」等に彩られた戦後史の知られざる断面を明かす。 

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