ゾンビ大陸 アフリカン
[オススメ度]
★★★★☆
ついにゾンビがアフリカに渡った。
最近のゾンビ業界のやり尽くした感から来る気をてらった邪道とも言えるゾンビモノとは一蹴を画す王道でシリアス、骨太のサバイバルゾンビ映画になっていた。
アフリカンゾンビの特徴として、最近の素早いゾンビとは違い、動きが鈍く、牛歩戦術のようにゆったりとスローライフに人間に向かってくるいわゆる元祖ゾンビとも呼べるべき存在だが、舞台がアフリカだけあって、生き残る為に注意すべきはゾンビだけではない。
照りつける太陽や砂漠、岩山等、高大なアフリカの大地では、その圧倒的な自然も襲い掛かってくる。
スーパーもない、ガソリンスタンドもない、ましてやコンビニエンスストアなど歩いて5分はおろか存在もしない、ピザーラが30分でピザを届けてもくれない過酷な状況下で、ガソリンなどの物資や、食料や飲み水も定期的に補給する事もできない様は、これぞ、まさにサバイバル!
アフリカ大陸でゾンビが発生する事態が突如発生し、駐留していた米軍は撤退を敢行。
米軍のエンジニアである主人公も愛する家族の待つアメリカに戻る為、軍の最後の撤退機に乗車していたが、機内にて乗客がゾンビ化、飛行機は、アフリカを離れる事無く墜落。
墜落した飛行機からなんとか生き延びた主人公は、息子を探す為に軍を抜け出したアフリカ人兵士を相棒に、2人で、避難所となっているという基地を目指してゾンビ溢れるアフリカ大陸を進んでいく。
渇いた大地にアフリカンゾンビが妙にマッチした王道のゾンビサバイバル、ゾンビ好きならオススメの一作です。
次作は、冷え切った大地を舞台とした極寒のゾンビ映画を希望したい。
「ゾ、ゾンビが凍っていくぞ!」
北米が泣いた、そしてセイウチも鳴き叫んだ「 ゾンビ大陸 アラスカン」はいかがでしょう。
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忍び寄る、暗黒の群れ―
【ストーリー】
死者≪ゾンビ≫が歩き出してから数週間後のアフリカ大陸―。駐留アメリカ軍は撤退。エンジニアであるブライアン・マーフィー中尉も最後の撤退機に乗っていた。だが、その機内で乗客がゾンビ化。飛行機は、暗黒の地を離れること無く墜落してしまう。同じ頃、ある村ではゾンビ・アウトブレイクが発生。村の出身者で西アフリカ軍の兵士デンベレが不在の最中、家族が次々と死者のえじきとなるが、彼の息子は奇跡的に生き残る。一方、墜落事故から唯一生存したブライアンは、母国・アメリカの愛する家族のもとへ帰ろうと米軍基地を目指す。それには広大なサハラ砂漠を横断しなければならない。干上がり、荒れ果てた冷酷な大地。明るみにも潜む、いつ襲いかかるとも知れぬ死の恐怖。そんな中、ブライアンは息子を捜すデンベレと偶然出会い、二人は協力してゾンビ大陸と化したアフリカからの脱出を試みる。
【キャスト】
ロブ・フリーマン、プリンス・デビッド・オセイア、デビッド・ドント
【スタッフ】
監督/脚本/プロデューサー:フォード・ブラザーズ(ハワード・J・フォード&ジョン・フォード)、製作総指揮:アミール・モアレミ、撮影:ジョン・フォード、美術:ダニエル・ゴム、音楽:イムラン・アフマド、特殊効果:ダン・リカード
【映像特典】
1:オリジナル予告編2:日本版予告編
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