「AXISラウンド 50」、「AXISラウンド 100」のコンデンス版とコンプレス版を発表
タイププロジェクト株式会社は、「AXISラウンド 50」、「AXISラウンド 100」のコンデンスとコンプレスを同時発売することを11月6日に発表した。
コンデンス書体
基準となる書体に比べ、横幅を狭く設計した書体。狭く設計された中での最適な字形として画線の太さやバランスが調整されているため、通常の書体が長体をかけることで損なわれてしまう書体のデザインやバランス、視認性、可読性などを損なうことなく、表示できるようにデザインされているのが特徴。
AXISラウンド
AXIS Fontで表現できる世界観を更にに豊かににするために開発されたフォント。AXIS Fontのシャープな輪郭がわずかな丸みを帯びたAXISラウンド 50では、モダン・サンセリフのすっきりした印象を保ちながら柔らかな空気を醸しだす。AXISラウンド 100では、親しみやすさとともに、端正な空気をまとった「現代的な丸ゴシック」になっている。通常の丸ゴシックフォントとは違い、内径を丸めないことでモダン・サンセリフのシャープな表情を残している。
AXISラウンドにおけるコンデンスとコンプレス
AXISラウンドのコンデンスとコンプレスは長体に適した骨格で基本設計をおこなっており、印象的な文字でありながらも、心地よい自然なリズムを感じさせる。空間効率の良さと可読性の高さによってサインシステムなどで多く採用されているAXIS Fontコンデンスの機能に、親しみやすさという軸が加わり、活用シーンがさらに広がりをみせることになる。AXISラウンド 50、AXISラウンド100はのコンデンスはそれぞれ、漢字80%の長体に対して仮名を76%に、コンプレスは漢字60%に対して仮名を50%に設定している。
コンデンスのウエイトは、UL(ウルトラライト)、EL(エクストラライト)、L(ライト)、R(レギュラー)、M(ミディアム)、B(ボールド)の6種類。
コンプレスのウエイトは、UL(ウルトラライト)、EL(エクストラライト)、L(ライト)、R(レギュラー)、M(ミディアム)の5種類で構成している。
タイププロジェクトの代表取締役・鈴木功氏はプレスリリースにて、「AXISラウンドのコンデンスとコンプレスは、ニュートラルさが持ち味のAXIS Fontファミリーのなかにあってとりわけユニークな個性をもったフォントです。AXIS Fontのコンデンスとコンプレスは、空間効率の良さと可読性の高さによって、サインシステムなどで多く採用されています。AXISラウンドのコンデンスとコンプレスは、このような機能に加え、親しみやすさという特徴を備えていますので、活用シーンがさらに広がることを期待しています」と述べている 。
▼販売価格
1ウエイト(ダウンロード版のみ):20,360円(税込)
コンデンス6ウエイトセット (UL / EL / L / R / M / B):ダウンロード版110,000円(税込)
コンプレス5ウエイトセット(UL / EL / L / R / M):ダウンロード版91,700円(税込)
※発売記念として11月6日から12月20日まで、AXISラウンドシリーズを販売価格から50%割引で提供となる。
▼製品仕様
文字セット:9,498字(Adobe-Japan1-3に準拠し、JIS第一・第二水準漢字とEuro
記号を包含)
▼ウエイト
コンデンス:
UL (ウルトラライト)、EL (エクストラライト)、L (ライト)、R(レギュラー)、M (ミディアム)、B ( ボールド)
コンプレス:UL (ウルトラライト)、EL (エクストラライト)、L (ライト)、R(レギュラー)、M (ミディアム)
▼フォーマット
OpenTypeフォントフォーマット
▼動作環境
Mac OS X、macOS Sierra 10.12、Windows 7、8 、8.1、10 (いずれも日本語版)