mojiru【もじをもじる】

「mojiru」はこのブログ名。「もじる」は著名な言い回しに似せて表現すること。ブログでは、本・映画・グルメなどのヒット商品や気になったトレンドを文字をもじったりもじらなかったしながら、フォントを使ったり使わなかったりしながら取り上げていく。更新頻度は1日1回が基本です。[もじる使用例]1.吾輩は下戸である。お酒は飲めない。2.太閤がまずしかったから。3.棋士の一二三に惨敗。

幼少期に貪るように読んだオススメの絵本をご紹介 !

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幼少期に貪るように読んだオススメの絵本

元来、絵本というコンテンツには、ほのぼのとした和やかな空気感が漂っていると自分は思っている。しんみりさせたりほろっとさせたりする作品もたくさんあるが、ギスギスした空気に関しては、これまで絵本から感じたことはなかった。現在、絵本というコンテンツが炎上している。端正な顔立ちで漫才をこなし、緻密な絵から絵本をクリエイトする。言葉にしたらおよそ嫌われる要素のない人間がその才能故に生み出す圧倒的な燃料。その才能は己の嫌われない要素すら燃やし尽くし黒焦げにしていく…ダンガンロンパ風にいえば超高校級の炎上家である。

 

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もちろん作品が炎上しているわけではなく作者の言動が論争を呼び炎上しているわけではあるが、そんなこんなで絵本に注目が集まっている状況に便乗して、おすすめの絵本を紹介しようと思った次第だ。

 

ウォーリーを探せ!ならぬきんぎょを探せる「きんぎょがにげた」

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金魚鉢を抜け出し様々な場所に隠れたきんぎょを探す絵探し絵本。表紙にも登場しているが「きんぎょ」のインパクトの大きさ。自分の視認性が正しいのならピンクのくじらにみえる…。しかしそれは老いた人間の凝り固まった精神性からくるとてもちいさな問題に過ぎず、とても楽しい絵本である。

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きんぎょが にげた (福音館の幼児絵本)

きんぎょが にげた (福音館の幼児絵本)

 

 金魚が1ぴき、金魚鉢からにげだした。どこににげた?カーテンの赤い水玉模様の中にかくれてる。おや、またにげた。こんどは鉢植えで赤い花のふり。おやおや、またにげた。キャンディのびん、盛りつけたイチゴの実の間、おもちゃのロケットの隣……。ページをめくるたびに、にげたきんぎょが、どこかにかくれています。子どもたちが大好きな絵探しの絵本。小さな子も指をさしながら金魚を探して楽しめます。 

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感動的に美味しそうなおにぎりレシピ絵本で炭水化物モンスターが生まれる「おにぎり」

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そのものずばり「おにぎり」を作る様子が描写されていく絵本。

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出来上がったおにぎりがとても美味しそうに感じられる、おにぎり好きにはたまらない名作。私は子供時代、貪るようにこの作品を読んで育った結果、無類の炭水化物好きに育ってしまった。

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おにぎり (幼児絵本シリーズ)

おにぎり (幼児絵本シリーズ)

 

ごはんをたいて、手の平に水をつけて、塩をつけて、あつあつごはんをぎゅっ、ぎゅっ。まんなかに梅干をうめて、もう一度ぎゅっ、ぎゅっ。手の中でくるっ、くるっと回して、海苔を巻けば、おにぎりのできあがり。たくさんできた。はい、どうぞ。ご飯の湯気、すっぱそうな梅干し、そしてにぎられたおにぎりの海苔の質感……見るほどに食べたくなって思わず手がのびる、おいしそうなおにぎりの絵本です。

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悪態をつくやれやれ系サンタが愛らしい「さむがりやのサンタ」

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サンタがさむがりなのは仕方ない、体質もあるから。しかし延々と愚痴を続けながら仕事をしている。その愚痴がなんだか微笑ましく映るからずいぶん得な性格のサンタだ。 

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ライトノベルでよく見かける「やれやれ系主人公」は多分この作品から生まれているんではなかろうか。ただし、絵本のタイトルは「やれやれやのサンタ」ではない。幼少期、この絵本を貪るように読んで育った結果、自ずとやれやれ系の性格になってしまった。

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さむがりやのサンタ (世界傑作絵本シリーズ―イギリスの絵本)

さむがりやのサンタ (世界傑作絵本シリーズ―イギリスの絵本)

  • 作者: レイモンド・ブリッグズ,さむがりやのサンタ,すがはらひろくに
  • 出版社/メーカー: 福音館書店
  • 発売日: 1974/10/25
  • メディア: ハードカバー
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 「やれやれまたクリスマスか! 」面倒くさそうに目を覚ましたのは、サンタクロース。寒さに愚痴をいい、煙突に文句をいいながら町の子どもたちにプレゼントを配ります。南の島に憧れながら、一日の仕事をおえると、お風呂にはいり、ビールを一杯飲んで、ごちそうを楽しみます。トナカイたちにおいしいえさをあげることも忘れていません。皮肉屋だけど実はやさしい、人間味あふれるサンタクロースを描いたクリスマスにぴったりの絵本です。

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サンタクロースは夏は何をして過ごしている?サンタの夏の生態に迫った「サンタのなつやすみ」

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舞台はクリスマスから夏へ。やれやれやにもなつやすみが来た。やれやれやはなつやすみをフランスで過ごすのだ、やれやれだ。決して「やれやれや」と言いたいだけではない名作絵本。 

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サンタのなつやすみ

サンタのなつやすみ

  • 作者: レイモンドブリッグス,Raymond Briggs,さくまゆみこ
  • 出版社/メーカー: あすなろ書房
  • 発売日: 1998/05
  • メディア: 大型本
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サンタ=クリスマスですが、他の季節にはいったい何をしているの?そんな素朴な疑問に答えるのが本書。サンタだって、バカンスに行くのです。パリの街角を歩いて、プールサイドで寝そべって・・・。見てください、この海パン姿を!サンタって、案外間が抜けていて、ユーモラスなのです。 

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やれやれやの作者であるレイモンド・ブリッグズといえば「スノーマン」の作者でもある 

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「あのクリスマスは、忘れないよ…」クリスマスの夜、ジェームスがつくったスノーマンが動き出した・・・!少年とスノーマンの出会い、そして不思議な冒険と別れを描いた寒い寒い夜のあたたかいお話。

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邦画として初めてアカデミー短編アニメ賞を受賞した傑作アニメーションの原作絵本「つみきのいえ」

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水に沈んだ街で暮らす老人はある日、落とし物を探しに海に潜っていく…、人生をテーマにした名作絵本。この絵本をアニメーション化した作品は邦画として初めてアカデミー短編アニメ賞を受賞。

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つみきのいえ

つみきのいえ

 

うみのなかにわすれものをとりに。せかいじゅうのこどもとおとながかんどうしたアニメをさくしゃふたりがえほんにしました。アヌシー国際アニメーションフェスティバル最高賞アニメの絵本。 

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観ているだけでワクワクしてくる楽しい世界地図「マップス: 新・世界図絵」

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食べ物、歴史的な建物、偉大な人物、動物、植物といったイラストが大型本の特大ページにぎっしりと描きこまれて眺めているだけで楽しい気持ちにさせてくれる。42か国を描いたイラストが様々な国に連れて行ってくれる世界地図。大型本ゆえにもちろん大きい、ゆえに重い。

持ち運ぶと思わず口に出てしまう、

「やれやれ…」。

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マップス: 新・世界図絵 (児童書)

マップス: 新・世界図絵 (児童書)

  • 作者: アレクサンドラミジェリンスカ,ダニエルミジェリンスキ,Aleksandra Mizieli´nska,Daniel Mizieli´nski,徳間書店児童書編集部
  • 出版社/メーカー: 徳間書店
  • 発売日: 2014/09/10
  • メディア: 大型本
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ポーランドで人気の絵本作家夫妻が、世界の国々をすみからすみまで調べあげ、まる3年かけて、地図とイラストをかきました。食べ物、歴史的な建物、偉大な人物、動物、植物…すべてのページに、数えきれないほどのイラストが、ぎっしりつまっています。地理、人類学、植物学、動物学、歴史、民俗学――あらゆる分野を網羅した、現代版「世界図絵」。世界42か国のすべてが、ひと目でわかります。世界198か国の国旗と正式名称を巻末に収録。 

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例の炎上家の絵本についても一応紹介

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えんとつ町のプペル

えんとつ町のプペル

 

ペン一本で描いたモノクロ絵本で世界を圧倒したキンコン西野が、業界の常識を覆す完全分業制によるオールカラー絵本!

「信じぬくんだ。たとえひとりになっても。」

おはなし)
4000メートルの崖にかこまれ、そとの世界を知 らない町がありました。
町はえんとつだらけ。
そこかしこから煙があがり、あたまのうえはモックモク。
朝から晩までモックモク。
えんとつの町に住 むひとは、くろい煙にとじこめられて、
あおい空をしりません。
かがやく星をしりません。
町はいま、ハロウィンまつりのまっただなか。
魔よけの煙もくわわって、いつもいじょうにモックモク。
あるとき、
夜空をかける配達屋さんが、煙をすってせきこんで、
配達中の心臓を、うっかりおとしてしまいました。
さすがに視界はこのわるさ、どこにおちたかわかりません。
配達屋さんはさっさとあきらめ、夜のむこうへスタコラサッサ。
ドクドクドクドクドックドク。
えんとつの町のかたすみで、あの心臓が鳴っています。

脚本&監督:にしのあきひろ
参加イラストレーター・クリエイター総勢33名!

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