mojiru【もじをもじる】

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Neue Frutigerに適した日本語書体「たづがね角ゴシック」

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2018年度グッドデザイン賞受賞のMonotype初の日本語書体「たづがね角ゴシック

Monotype初の日本語書体「たづがね角ゴシック」が「2018年度グッドデザイン賞」を受賞したことが10月3日に発表された。

たづがね角ゴシックは、欧文書体の定番でありながら公共でも使用されることの多いNeue Frutigerに最適化された日本語書体であり、日本語とアルファベットのバランスのデザイン性を評価されての受賞とのこと。

また、2018年度グッドデザイン賞審査委員が選ぶ、個人的なお気に入りや気になる受賞デザイン「私の選んだ一品 - 2018年度グッドデザイン賞審査委員セレクション - 」へも選出されている。

Neue Frutigerに適した和文書体「たづがね角ゴシック」

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たづがね角ゴシック」は、HelveticaやFrutigerでおなじみの世界最大のフォントベンダーであるMonotype社から10ウェイトをファミリー展開するゴシック体。

デジタル環境に対応した「たづがね 角ゴシック Info」が2018年9月11日にリリース!

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MyFonts.com公式サイトより

Monotypeは2018年9月11日、日本語書体「たづがね角ゴシック」シリーズの新ファミリーとして、デジタル環境での使用に適した「たづがね 角ゴシック Info」を2018年9月11日に発表した。

「たづがね 角ゴシック Info」は、ヨコ組に特化した仮名を特徴で「たづがね角ゴシック」と同じく小林章氏、土井遼太氏がデザインを手がけている。タブレット端末などのモバイルデバイス、コンピューターディスプレイ、車載用ディスプレイ、デジタルサイネージなどでの用途を想定し、より簡潔で幾何学的な形に仕上がっている。

「たづがね 角ゴシック Info」は「たづがね角ゴシック」と同じく10ウェイトで展開。今回新たにデザインされた仮名のほか、「たづがね角ゴシック」の漢字と、和文に合わせて調整されたNeue Frutigerを搭載。和欧混植もスムーズで、デジタル・非デジタル環境を問わず、ブランディングにも最適な書体になっている。

Monotypeのアジア太平洋地域担当タイプディレクターである小林章氏によると「たづがね 角ゴシック Info」の開発理由は「これまでの仮名書体はヨコ組をした際に字間にバラツキが起きやすく、それを解決したいと思いました。今のモニター・ディスプレイや情報システムはヨコ組での表示が基本です。そこで、『たづがね角ゴシック』の設計思想を引き継ぎながらも、デジタル環境でブランドのメッセージがより明瞭に伝わる『たづがね 角ゴシック Info』を開発しました」と述べている。
「たづがね 角ゴシック Info」の仮名は「たづがね 角ゴシック」のもつ人間的な味わいに対し、幾何学的な印象が強く、手書きのエレメントを簡略化することで落ち着いた印象の書体になり、ヨコ組でのテキストの滑らかさ、安定感が実現した。

欧文書体との組み合わせ「たづがね 角ゴシック Info」はNeue Frutiger のほか、DINR Next、FF MetaR、UniversR Next、Neue HelveticaRなどとも相性が良い。


販売価格と購入方法「たづがね 角ゴシック Info」は1ウェイト約1万9,800円。全ウェイトパック約11万430円で販売される(米ドルベースでの金額。実際の価格は異なる場合がある)。

MyFonts.comでは、発売を記念して2018年10月19日まで50%割引の特別価格で提供される。

「Tazugane™ Info」購入はこちら

www.myfonts.com

このほか、Monotypeフォントの検索、管理、共有、実装が容易にできる法人向けクラウドフォントサービス「Mosaic™」でも「たづがね 角ゴシック Info」を利用できる。
 

日本経済新聞社が日経グループ推奨書体としてMonotypeのたづがね角ゴシックの使用を発表!

Monotype(モノタイプ)は、日本経済新聞社グループの推奨書体として「たづがね®️角ゴシック」日本語書体が採用されたことを2018年5月25日に発表した。

日経グループ推奨書体として「たづがね角ゴシック」を使用することで、日本経済新聞社の革新的な伝統メディアとしてのアイデンティティを可視化し、デジタルコンテンツ市場をも見据えた企業ブランディングを強力にバックアップしていく方針とのこと。

▼日本経済新聞社 広報室 ブランド・マーケティンググループ 河本浩氏のコメント

「いち早く『たづがね角ゴシック』書体を採用するに至ったのは、日経グループ全体でのインターナルブランディングを加速させるためでした。可読性は弊社のビジネスにとって非常に重要であるが故、読者にとって出来る限り最適な“読む体験”を提供できる書体への投資が不可欠だと考えました。」

「現在、日経ブランド戦略を踏まえ、Webメディアやデジタルサイネージでの展開を先行して進めています。読者が日経に触れるあらゆるタッチポイントにおいて、常に一貫したブランド体験が得られることを目指しています。」

たづがね角ゴシックの特徴

 「たづがね角ゴシック」はNeue Frutigerに合う日本語書体というコンセプトのもとで開発された書体で、サイン・書籍・広告・Webなど用途を問わず使用できる汎用性の高いゴシック体になっている。

欧文は、漢字と仮名などの日本語の文字サイズに合わせて、あらかじめNeue Frutigerを拡大し、ベースラインシフトを施した状態で搭載しているとのこと。

Neue Frutigerはオリジナルの Frutiger をもとに、日本の欧文フォントの第一人者小林章さんとFrutigerの作者であるフルティガーとが共同で改刻したフォントで、たずがね角ゴシックの開発の3人にも当然、名を連ねていた。

Neue Frutiger

FrutigerのデザイナーであるAdrian Frutiger氏とライノタイプ社のタイプディレクターである小林章氏によりFrutigerの改刻版としてリリースされたのがNeue Frutiger。

Neue Frutigerは次世代の Frutigerをコンセプトとしており、本文用にはやや太すぎると指摘されることの多かったFrutiger 55 Romanよりもやや細めのウェイトをBookとして取り入れている。以前のFrutigerファミリーを使用しているユーザーを考慮して、新旧の書体を混ぜて組むことができるように大文字の高さなどはすべて以前のFrutigerファミリーに揃えられている。Ultra LightからExtra Blackまで太さは10ウェイトある。またそれぞれにイタリック体があり、合わせると合計20書体のラインナップとなる。 

たづがねの意味

たづがねとは、一体何を意味する言葉だろうと思って調べてみたところ、漢字表記が田鶴が音と書く鶴の鳴く声または鶴の別名らしい。つまり別名、鶴ゴシックということか。 

たづがね角ゴシック仕様

▼フォント名
たづがね角ゴシック

 

▼参照URL 外部リンク

www.monotype.com


▼販売方法

1ウェイト:$179 / 全ウェイトパック$999で販売。
さすがMonotype、価格も$仕立てだった。どうか円での価格を表記して欲しいところ。書体を購入できる他、Monotype LETS を契約すると使用できる。

Monotype LETS関連記事は下記。

www.mojiru.com

 

▼フォントフォーマット
Adobe-Japan1-3(OpenType StdN)

 

たづがね角ゴシックを紹介したpage2017「Monotype」のブースを見学してきた 

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池袋サンシャインで開催されたpage2017のMonotypeのブースでは、Monotype初の和文書体「たづがね角ゴシック/Tazugane Gothic」を全面に押し出したブースになっていた。
たづがねの意味は鶴。「鶴は千年、亀は万年」と言われるように長寿の象徴である鶴にあやかり、末永く使用されることを祈願して命名されている。

英数字にはMonotypeの代表フォントである「Neue Frutiger」を拡大してベースラインをシフトした状態で搭載されているのが強み。

鶴のように凜として聳え立つ「たづがね角ゴシック」を使用したサイン(標識)から、国際化社会における読みやすいフォントのサイン(標識)の重要性、そしてそのフォントとして「たづがね角ゴシック」が適しているという開発デザイナーである小林章さんのメッセージが伝わってきた。

残念ながらブース内で開催された小林章氏のセミナーは聴けなかったが、今後は「たづがねシリーズ」として「たづがね丸ゴシック」や、「たづがね明朝」へと開発を進めていくのだろうか。

それとも丸ゴシックはもう一つの長寿の象徴として「亀」をフューチャーし、「亀丸ゴシック」ないし「丸亀ゴシック」へと、製麺(うどん)化していくのだろうか気になるところだ。

ちなみに展示会のノベルティとして「たづがね角ゴシック」消しゴムだった。

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小林章氏に聞く「欧文タイポグラフィの冒険」adventures in typography

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昨年の11月19日に桑沢デザイン研究所で開かれた【小林章氏に聞く「欧文タイポグラフィの冒険」adventures in typography】で、2020年の東京五輪に向けて、今後一層、標識や看板などでの読みやすい欧文が必要になるといった話をされていたのを思い出す。これまでも和文書体は日本のフォントベンダーを使用しても欧文書体はHelveticaやFrutigerを合わせて文字組する事がポピュラーだったが、オリンピック整備が進む日本の標識や駅名標などで、Neue Frutigerの欧文の見やすさやキレイさを備えた「たづがね角ゴシック」が使用され、スタンダード化していく流れもありそうだ。

特設サイトでの標識などの活用例からもその意図をくみ取ることができる。

このセミナーでまだ発表できないが、近々発表できる新書体があると語られていたのは「たづがね角ゴシック」の事だったのかもしれない。

 

たづがね角ゴシックを解説した出版物

たづがね角ゴシックについて特集している出版物を下記でご紹介。

「FindUp」コーナーにて、モノタイプ社の和文書体である「たづがね®角ゴシック」の制作プロセスを5ページに渡り掲載。「+DESIGNING VOLUME43」Amazonでの購入はこちら
+DESIGNING VOLUME 43 (マイナビムック)
+DESIGNING VOLUME 43 (マイナビムック)
 

『+DESIGNING』はCreativity(創造性)とProductivity(生産性)という2つの側面から、現場で活躍するデザイナーに役立つ情報を提供するデザイン誌です。

Creative Sideでは一線で活躍するデザイナーや事例、デザインの学びかた、アイデアの源になる情報を、Productive Sideでは印刷・出力・DTPにまつわる知識やアプリケーションの使いかたを取りあげることで、デザインのINPUTからOUTPUTまでを幅広くサポートします。

[特集]6つのポイントを押さえるだけで、デザインは見違える!

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4th Step パズルのように紙面を埋める 素材を組み合わせてレイアウトする
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・スタイルを使って、バリエーション作成&レイアウト修正に強いデータに
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[SPECIAL ISSUE]
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●UNKNOWN ASIA Special Interview「鬼頭祈」


[SERIAL]
●+DESIGNING Find Up 「たづがね角ゴシック」「鈴木信輔(ボールド)」ほか
●イラレマスターはむこさんの○△□で何つくろう? 女の子を描いてみよう
●#深夜補正 彩度のコントロール
●印刷の誤差 番外編/CMYK
●デザインガール図鑑 齋藤槙/五十嵐美和子/すずきみほ
●Kaleido Lab. 6色印刷! Kaleido Plus印刷比較サンプル一挙掲載
●コミックのデザインをカガクする 「COMIC it」「It COMICS」
●文字もじかわら版
「AXIS ラウンド」「砧書体制作所」ほか
● おぢんの文字と組版 素朴な疑問 フレームグリッドとテキストフレームの違い
●DTPの勉強会 「InDesignパーフェクトブック」「FONTPLUS DAYセミナー」ほか

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▼「+DESIGNING VOLUME43」関連記事

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「たづがね角ゴシック」開発プロジェクトに関する記事を収録した「Typography 11 欧文書体を使いこなす」Amazonでの購入はこちら 
タイポグラフィ11 欧文書体を使いこなす

タイポグラフィ11 欧文書体を使いこなす

 

文字を楽しむデザインジャーナル『Typography(タイポグラフィ)』の11号。
特集は「欧文書体を使いこなす」。いつも同じ書体ばかり使ってしまう
マンネリから卒業できる、ワンランク上の欧文書体の使い方を紹介します。

書籍、パッケージ、ウェブなど、ヨーロッパの最新事例から
効果的な欧文書体の使い方が学べます。知っておきたい欧文書体の基礎知識や
用語解説も掲載し、初心者から上級者まで活用できる内容になっています。

また、本誌特別付録として、定番200書体の書体見本を掲載した小冊子と、
和文フォントと欧文フォントの組み合わせ例を紹介した小冊子
(いずれもA5判48ページ)がついています。

【目次】
ヨーロッパの事例から学ぶ欧文書体の選び方と使い方
[事例1]ドイツの新聞「Welt」
[事例2]日産の3つの専用書体
[事例3]Monotypeの新書体開発
[事例]欧文書体の上手な使い方 書籍、パッケージ、ウェブサイト
知っておきたい欧文フォントの知識 Q&A
欧文書体の用語解説
欧文書体の超基本 定番書体と使い方 ほか

【付録小冊子】
・欧文書体の定番書体200を紹介した書体見本帳
・和文フォントと欧文フォントの組み合わせ例を紹介した書体見本帳

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▼「Typography 11 欧文書体を使いこなす」関連記事

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たづがね角ゴシックのデザインを手掛けた小林章氏の著書

たづがね角ゴシックを手掛けた日本の欧文書体デザインの第一人者である小林章氏の著書をご紹介。

小林章氏の著書「欧文書体―その背景と使い方」Amazonでの購入はこちら
欧文書体―その背景と使い方 (新デザインガイド)
欧文書体―その背景と使い方 (新デザインガイド)
 

~「現場で活躍するプロのデザイナーのお役に立つこと」を念頭に書いたハンドブックです。これまでの「アルファベットのレタリング」の本とはだいぶ違います。

過去のレタリングの本に必ず出てきた「書体の細かい分類」や「文字の各部の名称」などの用語の羅列は、大して役に立たないし退屈なので大半を削りました。私はドイツの書体メーカーで欧文書体のデ~~ィレクターをやって5年目、タイポグラフィのコンテストの審査員もつとめてきました。その現場で使わない言葉は日本のグラフィックデザイナーの方々も使わないだろうと思います。役に立たないどころか、日本で伝わる欧文書体デザインの「専門用語」の中には海外でまったく通用しないものもあります。ヨーロッパにいると、欧米と日本とのそういうズレが見える~~ので、世界レベルの正しい使い方を書きました。

歴史の話はほとんど出てきません。アルファベットの成り立ちを簡単に紹介した後は、現場ですぐ役立つ情報を図版入りで解説しています。フォントの中に入っている記号類の正しい使い道や、どういう雰囲気を出したいかによって書体を使い分けるヒント、さらに上級者向けの欧文組版のコツが書いてあります。
$N~~$「簡単なことを簡単に書く」ことも大事に考えました。プロ向けではありますが、入門者や学生にもとっつきやすい内容に、ということです。カッコつけるよりは分かりやすく、と思って。例えば、ローマ字だけでは読みづらい書体名があるので、すべて書体名にはカタカナで読みを添えました。「Peignot」「Veljovic」なんて書体はどう読んだらいいか分からないじゃない~~ですか。そんなことでその書体が使いにくくなってはつまらないので、なるべく欧文書体を身近に感じてもらって、使ってもらいたい。日本は世界でも指折りのデザイン先進国です。そこから発信する欧文の文字組版がもっと美しくなって、世界に通用するようなものがどんどん出てきて欲しい。そんな気持ちで書きました。

「世界に通用する欧文書体の使い方」っ~~て、考えてみれば当たり前ですよね。でもそういう本が今までなかったんです。~

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Helvetica, Univers, Garamond など、デザイナーなら一度は使ったことのある定番書体の
成り立ちと効果的な使い方を欧文書体の第一人者である筆者が解説。
海外での使用事例写真もカラーで豊富に紹介。生きた知識が身につく一冊です。
約170種類の欧文書体を掲載。帯の推薦文は、ブックデザイナーの祖父江慎。

欧文書体の基礎知識について解説した『欧文書体 その背景と使い方』の続編である本書では、
その中でも定番と呼ばれる名作書体について、効果的な使い方をより実践的に解説しています。

第1章の「フォント演出入門」では、欧文書体が欧米で実際に使われている写真を豊富に掲載し、
具体的な使用法を紹介。
高級感を出したいとき、親しみやすさを演出したいとき、機能的な印象を与えたいときなど、
シーン別に書体の選び方、使い方を解説しています。
第2章の「定番書体徹底解剖」では、デザイナーがよく使う定番の16書体について、
その作者に書体の効果的な使い方をインタビューした内容です。

「ワインのラベルをデザインしているんだけれど、この書体は使っていいのか?」
「高級感のある化粧品のパッケージのロゴによさそうな書体は?」など、
書体選びに迷っても、この本があれば安心。海外でも通用する生きた欧文の知識を吸収し、
実際のデザインワークに役立てることができます。

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高級ブランドのロゴはなぜ高級そうにみえるのか?、 Aの右側の棒はなぜ太いのか?
欧文フォントにまつわる素朴な疑問に答えてくれるトリビアの本。

ドイツ在住の欧文フォントの専門家が、欧米の街中で撮影した写真をもとに、
目からウロコのフォントの不思議を語ります。
ガイドを聴きながら海外の街を散歩するように、
フォントについての知識が楽しく身につくよう構成されています。

第一章では、高級ブランド、有名ミュージシャンのDVD、
ファッション雑誌のロゴなど、誰もが知っているロゴにまつわるトリビア、
第二章では、フランス、イギリス、ドイツなどの街角で見かけた文字の小話、
第三章では、フォントに関する素朴な疑問、
第四章は、数字や記号の正しい使い分け方など、意外と知らない知識を紹介します。
本文は約70本のコラムで構成され、興味のある部分から読めるようになっています。

A5判208ページ、並製、オールカラー
掲載コラム数70本、書体見本70点、写真270点掲載、装丁=祖父江慎

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まちモジ 日本の看板文字はなぜ丸ゴシックが多いのか?
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容紹介
ブランドのロゴの秘密を書体デザインの視点から解き明かした書籍『フォントのふしぎ』の第二弾は、世界の街角の文字『まちモジ』。
タイプディレクター/書体デザイナーの小林章さんが世界の街角で撮影した標識や看板の文字について語ります。

今回は、日本の標識や看板だけなぜ丸っこい文字(丸ゴシック)が多く使われているのかに着目し、外国の標識を調べたり、看板職人に取材したりしながら、その秘密に迫ります。
そこには日本だけで丸ゴシックが進化してきた驚きの事実が。

そのほか、ヨーロッパ、北南米、アジアで集めた街中の文字やマクドナルドやルフトハンザ航空で使われているフォントなど、身の回りの文字を観察し、17か国で撮影した350点の写真で紹介。
書体デザインの第一人者による文字観察本の決定版です。

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